憧れの曲を弾きたい!大人のためのピアノレッスン

「大人 ピアノ 独学」と検索しているあなたへ。忙しい毎日でも、ピアノの練習を続けたいあなたへ。この記事では、ピアノの基礎から応用まで、自宅で効率的に練習する方法を解説します。楽譜の選び方、練習のポイント、モチベーションの維持方法など、あなたのピアノ上達をサポートする情報を満載でお届けします。


大人がピアノに取り組む際の心構えとは

 「仕事も忙しいのに、ピアノの練習なんて……」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。でもご安心ください!大人のピアノ学習は、子供の頃とは異なる楽しみ方があります。年齢を重ねたからこそ得られる、豊かな表現力で、ピアノの世界を広げましょう。大人がピアノに取り組む際の心構えは、学ぶこと自体を楽しむ意識が必要です。「弾けるようになりたい」という気持ちを持ちつつ、自分の成長を喜ぶことが大切です。壁にぶつかってしまった時もあまり自分を追い詰めず、「今の自分にできる範囲」の曲に挑むことで、焦らず楽しむ姿勢を忘れないようにしましょう。先生からアドバイスをもらうことで弾けなかったところが弾けるようになることも多いので効果的です。
 また、目標を明確にすることも重要です。「この曲を弾けるようになりたい」といった具体的な目標を設定すると、練習の励みになります。また、上達を実感するために、録音や録画を活用して自分の演奏を振り返ることで改善点や達成感を得やすくなります。
これからの音楽ライフを豊かにするために、心地よい姿勢でピアノに向き合ってみてください。そして、たまには新しいジャンルやスタイルの曲に挑戦することで、思わぬ発見や楽しみを得られることもあるので、積極的に楽しむ姿勢が行き詰まりを解消する鍵となります。

ピアノ練習の頻度とその効果の関係

 ピアノの練習頻度は、上達に大きな影響を与えます。短い時間でも毎日練習することが効果的です。定期的に行うことによって指の感覚や曲の記憶が定着しやすくなります。しかし、練習をする際は、単に時間を確保するのではなく、質も重視することが大切です。集中した時間を確保し、効果的な練習方法を取り入れることで、しっかりとした上達を実感できます。そのため、毎日の練習を習慣化する意識を持つことが、最も重要です。

理想的なピアノ練習時間はどれくらいか?

 「一体どれくらいの時間、ピアノを練習すれば良いの?」と悩んでいる方もいるかもしれません。練習時間は、個人の目標やスキルレベルによって異なりますが、短い時間でも集中して練習することが大切です。理想的な練習時間は個人によって異なりますが、一般的には1日30分から1時間程度が適当とされています。ですが、どの程度ピアノに時間をかけられるかは人それぞれですので、お忙しい方は毎日10分でもピアノに触れることが大切です。初心者は短時間から始めて、徐々に時間を増やしていくと良いと思います。また、自分に合ったリズムで練習することが、長続きする秘訣です。例えば、毎日お風呂入った後に練習する、夜ご飯食べた後に練習する等のルーティンがあると、より練習が続くと思います。

基礎練習の重要性

 ピアノを始めたばかりの初心者の方にとって、「基礎練習はつまらないからしたくない」と感じている方もいるかもしれません。しかし、基礎練習は、ピアノの上達には欠かせないものです。そのため、指の筋力をつけるための基本的な練習方法を身につけることが必要です。基礎をしっかりと固められないと、曲を弾いた時にテクニック面で差が出たり、テクニックがないと自分の表現したい音楽を表現しきれないなど大きく影響しますので、自己流ではなく、講師のもとで指導を受けることをおすすめいたします。
 ピアノを再開する経験者の方も基礎練習が非常に重要です。以前の経験を思い出しながらも、指の感覚が鈍っている場合が多く、改めて基礎を固める必要があります。基礎を固めることで指の独立性やフレーズの表現力を再び引き出すことができ、自分の成長や上達を実感しやすい曲から取り組むことで、モチベーションも高まります。基礎がしっかりしていると、より難しい曲にもスムーズに挑戦できるようになるため、基礎練習を怠らないようにしましょう。

自宅で簡単にできる基礎練習のポイント

 自宅で行う基礎練習は気軽に始められ、毎日続けることが可能です。初心者の方、上級者の方問わず、まずは、指の運動を意識した簡単なエクササイズから始めると良いかと思います。例えば、指を1本ずつ使って、白鍵を弾く簡単なスケール練習がスムーズです。指の筋力の強化や指の独立性を高めるためテンポを少しずつ上げることが、効果的な練習になります。アルペジオ練習は、鍵盤の幅を覚えられます。スケールアルペジオ共に、曲に出てこないことはありませんので、ハノンでの練習が曲を弾く時に必ず生きてきます。ウォーミングアップになりますので、必ず練習の最初に弾きましょう。また、24調弾くことになりますので、調を覚えるという意味でも最適です。

効率良い学習法でピアノ上達を目指す

 更にピアノの上達を目指す上では、効率的な練習が行えるかどうかが鍵になってきます。特に大人の方は、限られた時間の中で効果的に練習を進める必要があります。例えば、1曲の取り組みを細かく分けて、フレーズ単位で練習すると良いかと思います。間違えても最初から弾く練習をしてしまうと、後半まで弾けるようになるのに莫大な時間がかかってしまいます。そのためフレーズ単位で練習することを強くお勧めいたします。まずはゆっくり弾いて、指の動きやリズムを意識し、ゆっくりのテンポで弾けたら徐々にテンポを上げていくのがポイントになります。また、録音をしたり、動画を撮って、自分の演奏を聴き返すことで、弾けていないところや苦手なところを見つけやすくなります。さらに、モチベーションを保つために、達成したら小さなご褒美を用意することも良い刺激になります。効率の良い練習を取り入れることで、楽しみながら着実に上達を実感できるようになります。

録音・録画を利用して自分の演奏を確認

  録音や録画を行うことで、自分の演奏を客観的に振り返ることができるので、とても便利です。普段の練習では気づかない癖や演奏の際の表現に気づくきっかけになります。例えば、自分が当たり前だと思っていた演奏方法が他の人には感じ方が異なる場合が多いです。録音したものを聴き返すことで、表現豊かに弾いているつもりなのに、意外と表現できていないかも、と思うことが多いかと思います。また、ピアノを弾いている姿を撮影することで、姿勢や手の動きを見直すことも可能です。自分の演奏を客観的に捉えることで、効率よく練習することができます。

モチベーションを保つためのご褒美設定

  ピアノの練習を続けるためには、モチベーションを保つことが重要です。そのために、ご褒美を与えることは効果的です。例えば、特定の曲が弾けるようになったら、自分へのご褒美として好きなスイーツを食べる、ちょっとした贅沢をする、など小さな楽しみを取り入れます。このように、自分にご褒美を与えることで、ピアノの練習は楽しいものになります。モチベーションを保ちながら、日々の練習を楽しむ気持ちを大切にすることで、ピアノの上達が加速するかと思います。ただ、ご褒美を与えすぎてしまうと当たり前になってしまうので、与えすぎには注意です。

自主的な練習を促すための環境の設計

  自主的にピアノを練習できる環境づくりは、楽しい音楽生活の秘訣です。まず、大切なのは練習場所の整理整頓です。ピアノ周りをスッキリ保つことで、気になるものが視界に入らず、集中力が高まります。そして、周囲の騒音を減らすために、防音対策をすることも重要です。近所に迷惑をかけないためにも、マットやカーペットで音を吸収する工夫をすると良いかと思います。また、練習用の楽譜や教材を目の届くところに置くことで、自然と手が伸びやすくなり、ピアノに触れる機会が増えます。このような工夫をすることで自分から積極的に練習を行うことができることがピアノを楽しむための基本となります。

大人が楽しむための練習曲一覧とは

 大人がピアノを楽しむためには、楽曲選びが非常に大切です。自分自身が好きなジャンルやアーティストの曲を選ぶことで、練習への意欲が高まります。自分がワクワクしながらピアノを弾くことで、情熱を注げるので、上達も早くなります。大人が楽しむためのピアノは、楽曲の力を借りて、自分の感情を表現すると良いです。

おすすめの楽譜とその選び方

 大人になってからピアノを始めた方にとって、どのような曲を練習すれば良いかは、大きな悩みの一つです。ピアノ初心者の方におすすめの楽譜を選ぶ際には、いくつかのポイントが重要です。まず、曲の難易度が自分のレベルに合っていることが大切です。あまりにも難しい曲を選んでしまうと、モチベーションが下がりかねません。逆に、簡単すぎる曲では物足りなさを感じることもあるため、程良いバランスを探すことがカギとなります。また、楽譜のスタイルにも注目してみると良いでしょう。自分が興味を持てるジャンル(ポップス、クラシック、アニメソングなど)の楽譜を選ぶと、より楽しみながら練習できます。自分に合った楽譜選びを行うことで、ピアノ練習がより楽しいものになります。ポップスやアニメソングなどはアレンジがたくさんあり、自分で楽譜を選ぶことが難しいかと思うので、レベルに合った楽譜を先生に選んでもらうと良いです。クラシックでも、弾きたい曲があればアレンジがある曲もあるので、相談してみましょう。

木辻朱音

ピアノを中畠由美子、中島昌子、北川正、矢野裕子、楊麗貞の各氏に師事し、ソルフェージュを鈴木しのぶ、上田真樹の各氏に師事。
桐朋学園大学音楽学部ピアノ専攻卒業後、子供から大人まで幅広く指導を行うピアニスト

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